INTRACTION2024・参加報告(森)
学会情報
参加した学会名 | INTERACTION 2024 |
開催場所 | 学術総合センター内一橋記念講堂 |
日程 | 2024/3/6 - 2024/3/8 |
報告者 | 森 登志樹 |
発表概要
タイトル
瞬目促進のための眼の乾燥を考慮した空気圧式眼鏡型デバイスの基礎検討
内容
瞬目の減少による眼の乾燥を改善することを目的として, 空気圧刺激を用いた瞬目誘発システムの実装と, このシステムによって眼の乾燥を改善できるのかを明らかにするために実験前後の涙量の推移を比較することで評価した.
質疑内容
- 眼の乾燥改善だけではなく, VRのリダイレクションにも活用できないかどうか
- このシステムを製品化するにあたって, 各部品を小型化できるかどうか
体験記
僕は今回初めて学会に参加したのですが, 3日間の学会のうち, 3日目の発表だったので1・2日目はとても楽しく過ごせました. ここで印象的だった発表をいくつか紹介しようと思います.
Chronospoon: 時を操る調味器具
これは, 食品を熟成させながら味センサで測定し, その値を近似してモデル化することで食品の未来の味や過去の味を再現できる調味器具の発表をおこなっていました.
実際のデモではカレー(発表当日調理したもの)を使用し, +72時間までの味を再現したものを試食を行っていました. ポスターのクオリティもさることながら, デモにも力を入れていて発表というより企業の製品紹介のようだと感じました.
Timid Interrupter: 気弱なロボットによる会話意図を持たない初対面者同士のコミュニケーション支援の試み
これは, 互いに見知らぬ人同士が偶然居合わせたタイミングで両者が会話するように仕向けるためのロボットの実装とその評価を行っていました.
このようなコミュニケーション支援のためのロボットというのはそこそこ前例があるとは思いますが, ロボット側が「あっ」や「えっと...」などのフィラーを多用して「気弱さ」を演出することで, 会話を始めやすくするという発想はとても面白いなと感じました.
2日目の夜には餃子を食べに行きました. このお店は「SPEC」という僕が子供の頃に見ていたドラマに出てくるお店で, この機会にやっと訪れることができました. 宿泊したホテルから片道45分かかりましたが, 行ってよかったです.
また3日目の僕の発表では, 最初は緊張していたものの, デモを体験していただいた方々の反応やコメントがとても嬉しく, 自信を持って発表することができました. 優秀賞を取ることはできませんでしたが, 最後まで楽しく学会に参加することができました. 来年もまた参加したいです.