第29回日本バーチャルリアリティ学会大会・参加報告(谷中健介)
学会情報
参加した学会名 | 第29回日本バーチャルリアリティ学会大会 (The 29th Annual Conference of the Virtual Reality Society of Japan) |
開催場所 | 名城大学 天白キャンパス(愛知県名古屋市) |
日程 | 2024/9/11-2024/9/13 |
報告者 | 谷中 健介 |
発表概要
タイトル
歩行時の前庭動眼反射が光学透過型HMD上のテキスト可読性に与える影響
著者
谷中 健介, 中村 優吾, 崔 赫秦, 福嶋 政期
内容
光学透過型HMD上でのScreen Anchoringでの歩行時のテキスト可読性の問題についてテキスト表示の深度を変化させ実験を行い、前庭動眼反射の影響を調査し分析した。
結果として,
- 実験条件での前庭動眼反射に似たデータの可視化
- 仮説とは異なる深度と視線のずれのデータの取得
を行い、 AR環境での歩行時のテキスト可読時の前庭動眼反射の関与について今後の展望につながる見解を得られた。
指摘内容
- 対照実験として、実世界のテキストを用いた視線情報の計測を行う
- 歩行を行うこと自体の人間の認知負荷を計測し、意識の分散によるテキスト認知への影響を可視化
- 深度ごとのテキストが読了ができない条件の調査
体験記
国内学会に参加したことも名古屋に滞在したこともなかったため、新鮮な体験となった。 今回は、自分の他に森くん、本田くん、古谷さん、福嶋先生も参加していた。
1日目
名古屋といえば味噌カツ発祥の地*ということで 初日の昼食は名古屋駅で味噌カツをいただく。
*諸説あり
キッチン名古屋中央通り
普通においしい。
学会は名城大学の天白キャンパスで行われた。
名古屋駅から電車で30分ほど。
市街地から離れた静寂な街の坂上にキャンパスはあったが、 趣のある場所であった。
さすが私立大学。
初日は発表はなく、他の参加者のデモやIVRCを楽しんだ。
刀型デバイスを一瞬引き抜くことで相手を切り捨てるVR体験
盾形デバイスでモンスターの攻撃を弾き反撃するVR体験
瞑想時の体の状況を可視化するVR体験
夜はきし麵をいただきました。 天ぷらがうまい。
2日目
朝から谷中と森くんの発表がありました。
森くんの素材と古谷さんのカメラの技術により他を圧倒する タイトルスライドの出来!
モノガチガウ!
その後、ポスター発表を行いました。
45分間があっという間に感じるほどの質問の応酬! 沢山の意見をいただけました。
昼食は名城大生がよく行く中華料理屋に
コスパがよすぎて満腹になりながらチャーハンを食しました。
写真は撮れておらず...
その後は懇親会に参加
300人以上が参加し、大盛況でした。
メロンが美味しかった!
下は酔っぱらった森くんが作成した謎のドリンク、
彼は翌日寝坊しました。
3日目
古谷さんのデモの設営があるということで早めに会場へ、
デモ勢にとっては過酷なタイムスケジュール。
本田くんと古谷さんの口頭発表がありました。
ポスター発表
その間、自分や森くんは他のデモを楽しみました。
猫を撫でる感触を味わえるVR体験
食事の際に視覚、聴覚に変化を与えることで味覚をコントロールするVR体験
最後に
自分にとっての二度目の学会発表であったが、 面白い研究やデモに触れ、多くの意見をいただき、研究のモチベが上がりました。
一緒に行動してくれた森くん・本田くん、引率を行ってくれた古谷さん・福嶋先生、VRSJ 2024の運営の方々に感謝を述べたい。