DPSWS2025・参加報告 (平岡)

学会情報
| 参加した学会名 | マルチメディア通信と分散処理ワークショップ(DPSWS2025) |
| 開催場所 | 高知共済会館・三翠園 |
| 日程 | 2025/11/5~2025/11/7 |
| 報告者 | 平岡 滉司 |
発表内容
タイトル
- VPUリングによるテクスチャ認識を活用した指腹部インタラクションの検討 (デモ発表)
概要
スマートリングは,生体情報を用いた健康管理アプリケーションに活用されている一方,デバイスのサイズ制限により入力方法が限定されるといった課題がある.そのため,入力方式としてセンサによるジェスチャ認識が用いられているが,タッチセンサや他のジェスチャ等,明示的なトリガーを必要とし,操作の連続性を妨げる.そこで本研究では,指が物体に触れたときに生じる表面弾性波を活用し,物体表面のテクスチャ認識と皮膚上での入力を組み合わせた事前の明示的な動作を不要にしたインタラクション手法を提案する.これにより,スマートリングを用いたより直感的な操作体験の提供を目指す.
体験記
前回,広島で開催されたDPSWS2024に引き続き,2年連続での参加となりました.今年は高知での開催でしたが,地元が隣県の愛媛ながら高知に訪れる機会はこれまで少なく,研究発表だけではなく食事や観光もフルに楽しむことができました. 昼間の口頭発表セッションは「高知共済会館」,宿泊および宴会,デモ・ポスターセッションは旅館の「三翠園」で行われました.旅館に宿泊し,お酒や食事を楽しみながら夜遅くまで研究(!?)の議論を深められるのは,DPSWSの醍醐味の一つですね!
1日目は私の発表はなかったため,同行した後輩の発表を中心に聴講していました.また,相部屋になった学生の一人が偶然昨年と同じ方だったり,他の学会や昨年のDPSWSでお会いした先生や学生も数多く再開できました.荒川研配属も3年目になりますが,こうして学会に参加している中で,横のつながりも広がってきているなと実感しました.
2日目は,DPSWS恒例のお楽しみイベント,アウトドアセッションが実施されました.今回は高知開催ならではの企画として、「かつお船」にて鰹の藁焼きを体験してきました.参加者自ら藁で炙り,その場でいただくといったとても新鮮な体験ができました.普段食べる藁焼きより何倍も美味しかったです.

藁焼き体験

自らの手で仕上げたかつお
夜は,1日目と同じく旅館でデモ・ポスターセッションが行われ,私自身の発表もこの2日目でした.デモ・ポスター発表は夕食後に始まるため,お酒も入り,会場のあちこちで議論が盛り上がる賑やかなセッションとなりました.私も少し(??)お酒を飲んでしまったので,かなりハイテンションに話していたかもしれません.肝心の発表は,珍しいセンサを使っているので,デバイス自体に興味を持っていただいた方が多かった印象でした.どういったデータが取れるのかを実際に体験していただきながら,リングに限らずデバイスの将来性や応用先について議論しました.
3日目も午前中いっぱいセッションが行われました.学会最終日のラストまで時間いっぱい質疑が飛び交っており,最後まで活気のある学会でした.最後に開催された授賞式では,「最優秀デモンストレーション賞」を受賞することができ,これ以上ない形で学会を締めくくることができました.
今回のDPSWSは,同行した研究室メンバー(M2塩尻くん,M1末本くん,B4畑本くん)・先生方・他大学の学生ともたくさん話もできましたし,非常に楽しかったです.素晴らしい環境を作っていただいた運営の皆様(先生方)にも感謝いっぱいです.

研究室メン!
ところで,最終日.来年の開催地事前アンケートで「北海道」と記入したのですが,そうしたらその後の締めの挨拶で,来年のローカル担当として「はこだて未来大」の先生が紹介されていました.
...もうそういうことですよね!?
堂々と参加するためにも,研究して毎年参加目指します!

