論文一覧

@article{nokey,

title = {ウェアラブルデバイスを用いたストレスの測定評価},

author = {荒川豊},

url = {https://jass.umin.jp/ss.html},

year  = {2025},

date = {2025-04-30},

journal = {ストレス科学（学会誌）},

volume = {39},

number = {3},

pages = {209-216},

abstract = {本研究では，ウェアラブルデバイスから得られるセンサデータを用いて，質問票によ るストレス評価を推定する手法を検討した。近年，スマートウォッチなどのウェアラブルデ バイスは医療機器レベルの精度で生体データを取得できるようになっており，これらを活用 した定量的・定常的なストレス評価の可能性が高まっている。本研究では，企業と連携し， 60 名の被験者に Fitbit Charge3 を装着してもらい，睡眠データや心拍データを収集するとと もに，うつ状態を評価する DAMS（Depression and Anxiety Mood Scale）やワーク・エンゲイ ジメントなどの質問票への回答を得た。分析の結果，DAMS の抑うつ気分と睡眠データと の間には有意な相関が認められ，特にレム睡眠や深い睡眠に関する特徴と関連性が高いこと が明らかになった。上位・下位 20％を予測対象としたロジスティック回帰分析では，F1 値 0.85 の高精度で抑うつ状態を推定できることが示された。特に入眠後 1 時間の深い睡眠がな い被験者は，抑うつ傾向が高いという特徴が見られた。一方，ワーク・エンゲイジメントの 絶対値的な推定は困難であったが，前日からの変動を推定する相対値的アプローチでは一定 の成果が得られた。本研究は，ウェアラブルデバイスを用いたストレス評価の可能性を示す とともに，今後の実用化に向けた課題を明らかにした。},

keywords = {},

pubstate = {published},

tppubtype = {article}

}

@article{nokey,

title = {経済的・非経済的行動変容手法の相乗効果を考慮した効果検証のための実験設計方法},

author = {酒井 亮勢, 落合 桂一, 井手 崇博, 大滝 亨, 山田 曉, 鈴木 喬, 佐藤 弘之, 川上 博, 矢野 達也, 大川 博生, 白井 拓也, 星野 崇宏, 荒川 豊},

url = {https://www.ipsj.or.jp/dp/contents/publication/62/TR0602-01.html},

year  = {2025},

date = {2025-04-15},

journal = {トランザクションデジタルプラクティス},

volume = {6},

number = {2},

abstract = {現代社会において，健康問題や感染症など多岐にわたる社会課題が存在し，それらの課題の中には人々の行動変容が必要なものも含まれている．行動変容を促すための代表的な手法として，経済的インセンティブが挙げられるがその原資には通常限りがある．そのため，限られた原資でより行動変容を促進するためにナッジやゲーミフィケーションなどの金銭的報酬に依存しない非経済的行動変容手法を組み合わせる手法が考えられる．組み合わせることで相乗効果の獲得が期待できるが，経済的インセンティブの特徴から次の2点を考慮する必要がある：1)経済的インセンティブは効用が高いため，その量が極端に多い場合や逆に少ない場合，相乗効果を得て検証することが困難になること，2)最初に提示した量が基準となり後の効果が低減してしまうアンカリング効果が働くため，提示する順番が重要であること．本稿では，組み合わせるための適切な経済的インセンティブ量を測定したうえで非経済的行動変容手法の効果検証を行う実験設計方法を提案する．本提案手法に基づき実験設計を実施したナッジやゲーミフィケーションによる混雑緩和の実証実験において，組み合わせの相乗効果を獲得したうえで効率的な検証が可能であることを確認した．},

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pubstate = {published},

tppubtype = {article}

}

@article{Peng-ACMTORS-2025,

title = {Balancing Embedding Spectrum for Recommendation},

author = {Shaowen Peng, Kazunari Sugiyama, Xin Liu, Tsunenori Mine},

doi = {https://doi.org/10.1145/3718488},

year  = {2025},

date = {2025-04-10},

urldate = {2025-04-10},

journal = {ACM Transactions on Recommender Systems},

volume = {3},

number = {56},

issue = {4},

pages = {1-25},

keywords = {},

pubstate = {published},

tppubtype = {article}

}

@article{IMWUT202503,

title = {Ethical Disengagement in Mobile Games: The Effects of Loading Delay and Grayscale on User Engagement},

author = {Yugo Nakamura, Ryota Takao, Shogo Fukushima, Yutaka Arakawa},

url = {https://doi.org/10.1145/3712281},

doi = {10.1145/3712281},

year  = {2025},

date = {2025-03-05},

urldate = {2025-03-05},

journal = {Proceedings of the ACM on Interactive, Mobile, Wearable and Ubiquitous Technologies},

volume = {9},

number = {13},

issue = {1},

pages = {1 - 21},

keywords = {},

pubstate = {published},

tppubtype = {article}

}

@article{nokey,

title = {女性の月内体調変動と職場の生産性：RCTによる記録とフィードバックの効果検証},

author = {黒田 祥子, 北川 梨津, 荒川 豊, 藤田 周弥, 荒木 郁乃},

editor = {独立行政法人経済産業研究所},

url = {https://www.rieti.go.jp/jp/publications/dp/25j007.pdf},

year  = {2025},

date = {2025-03-05},

journal = {RIETIディスカッション・ペーパー},

number = { 25-J-007},

abstract = {男女には生物学的性差があり、女性はホルモンバランスの影響で体調が月内で変動する。このため、女性特有の症状があるときの生産性の低下は多大な経済損失につながっているとする研究もある。その経済損失は通常、「女性特有の症状があるときの生産性」に対する回答を用いて試算することが一般的だが、女性自身が生産性低下をどの程度正確に認識しているのかについては必ずしも明らかではない。そこで本研究では、某プライム上場製造業企業の20～30歳代女性を対象に、日々の体調や生産性を56日間にわたって記録するプログラムを実施してデータを収集し、そのプログラム内で2つのランダム化比較試験（RCT）を実施した。具体的には、①日々の記録を行う群と非記録群を分けたうえで、②記録群をさらに分割して途中で記録を可視化して生活改善のアドバイスを送る群と送らない群に分けるという、入れ子型のRCTである。①は日々のレコーディングによる自己理解の向上、②は記録のフィードバックによる行動変容を目的とした。結果、①記録群は非記録群に比べ、プログラム終了後に「女性特有の症状による生産性」を上方修正する傾向が見られた。一方で、②の効果は確認されなかった。また、本人が事前に申告していた「女性特有の症状があるときの生産性」以下に、56日間中に一日もならなかった人が全体の約3割存在し、そうした人ほどプログラム後に生産性に関する自己認識を上方修正する傾向があることがわかった。この結果は、自身の生産性を実際よりも低くなると認識している女性が少なくない可能性を示唆する。},

keywords = {},

pubstate = {published},

tppubtype = {article}

}

@article{nokey,

title = {生物学的性差が日々の体調変動と生産性に及ぼす影響の実証分析：日次パネルデータによる男女比較},

author = {黒田 祥子, 荒川 豊, 藤田 周弥, 荒木 郁乃},

editor = {独立行政法人経済産業研究所},

url = {https://www.rieti.go.jp/jp/publications/dp/25j006.pdf},

year  = {2025},

date = {2025-03-05},

journal = {RIETIディスカッション・ペーパー},

number = {25-J-006},

abstract = {本研究は、生物学的な性差に着目し、男女の日々の体調変動が生産性にどの程度影響を及ぼすかを明らかにすることを目的とするものである。一般的に、女性は月内にホルモンバランスが変動するため、男性に比べて月内の体調変動も大きいといわれている。しかし、個々人の体調が日々どの程度変動し、それが男女間あるいは女性間でどの程度異なるのかについての知見は必ずしも多くない。また、日次データを用いて、体調変動が日々の仕事の生産性にどの程度影響を及ぼしているのかについての研究蓄積も乏しい。そこで本研究では、某プライム上場製造業企業で働く20～30歳代男女約500名の協力を得て、56日間連続（28日間×2ラウンド）の調査を実施し、日々の体調や生産性に関する日次パネルデータを構築した。そのデータを用いた結果、以下のことが明らかになった。まず、日々の症状を感じる頻度を男女で比べると、平均的には男性に比べて女性のほうが多いが、症状を感じる日が多い男性も少なからず存在している。また、女性同士で比較すると、女性特有の症状が生じる頻度が多い女性もいれば、そうした症状を感じる頻度が少ない女性もおり、同性内でもばらつきが大きいことがわかった。さらに、症状がある日は性別にかかわらず生産性は低下するものの、同程度の症状がでたときの生産性の低下幅は男性に比べて女性のほうが小さいことが明らかになった。},

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pubstate = {published},

tppubtype = {article}

}

@article{Wang-ACMTOIS-2025,

title = {Privacy-Preserving Sequential Recommendation with Collaborative Confusion},

author = {Wei Wang, Yujie Lin, Pengjie Ren, Zhumin Chen, Tsunenori Mine, Jianli Zhao, Qiang Zhao, Moyan Zhang, Xianye Ben, Yujun Li},

year  = {2025},

date = {2025-01-18},

urldate = {2025-01-18},

journal = {ACM Transactions on Information Systems},

volume = {43},

number = {50},

issue = {2},

pages = {1-25},

keywords = {},

pubstate = {published},

tppubtype = {article}

}

@article{shogo2025ite,

title = {Robust Recognition of Imperceptible QR Codes in Videos with a Dual-Camera Smartphone},

author = {Yuki Kakui, Kota Araki, Changyo Han, Shogo Fukushima, Takeshi Naemura},

doi = {https://doi.org/10.3169/mta.13.166},

isbn = {2186-7364},

year  = {2025},

date = {2025-01-01},

urldate = {2024-01-01},

journal = {ITE Transactions on Media Technology and Applications},

volume = {13},

number = {1},

pages = {166-178},

abstract = {Screen-camera communication enables instantaneous retrieval of on-screen information. Imperceptible screen-camera communication, embedding data in videos unnoticeably, holds great promise as it does not interfere with the viewing experience. The imperceptible color vibration method achieves this by alternately displaying two colors with the same luminance for each pixel. However, decoding performance may deteriorate due to interframe differences in the original video content. To address this, we propose a novel decoding approach using a dual-camera smartphone to capture two images with different modulation values simultaneously. This method allows for computing color differences between temporally close images, reducing artifacts from temporal changes in the original content. Our experimental results demonstrate an improved decoding rate and decreased recognition time compared to the previous method.},

keywords = {},

pubstate = {published},

tppubtype = {article}

}